2021-05-13 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
このコンテナ不足は、船の運賃高騰や輸送の不安定化をもたらし、日本でも部品の輸出などへの影響が出てきております。工業製品だけではなく、農産品の輸出等にも既に一部影響が出始め、その先行きが懸念をされております。 そこで、国土交通省に伺いますが、世界的なコンテナ不足の今後の見通しを関係企業、団体等にしっかりと周知するとともに、対策を更に徹底していくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
このコンテナ不足は、船の運賃高騰や輸送の不安定化をもたらし、日本でも部品の輸出などへの影響が出てきております。工業製品だけではなく、農産品の輸出等にも既に一部影響が出始め、その先行きが懸念をされております。 そこで、国土交通省に伺いますが、世界的なコンテナ不足の今後の見通しを関係企業、団体等にしっかりと周知するとともに、対策を更に徹底していくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
すなわち、生産の増勢に伴って原材料などの輸入需要が増大をいたし、これに本年の麦の不作による輸入の増加、砂糖など輸入物品の価格の上昇、また海上運賃高騰の影響もありまして、輸入がふえましてそのために輸出が好調でありましたにもかかわらず、貿易収支は本年九月ごろから基調的に赤字に転ずるに至ったのであります。
しかるに反面、輸出の好調をささえた海外の景気は、今では逆に、海外運賃高騰を通じて、輸入原料高、コスト高となり、輸出を減少させる要因となってすでに現われつつあるのであります。すなわち現に銑鉄、鋼材、銅、鉛、錫等については、最近大幅な国内建値の引上げが行われ、また繊維、化学製品、燃料等が軒並みに値上りを示し、卸売物価指数は強調の一途をたどっておる現状にあります。